もう今年も、残り僅かとなった。
掃除をしていたら、遙か昔の文集が何処とも無く出てきた。
中学の頃の物だった。
十年、二十年位経過したら、何になっているのかと、夢と希望に満ちた言葉が、書き込まれていた。
ぺらぺらと、めくり読んでみた。
唖然とした書き込みがあった。
それとは、こうである。
係長になったいるだろう。
なんとも、夢も希望のないことではないのか。
また、他の子の書き込みを見た。
僕は、公務員になっているだろう。
何とも、現実味迫った書き込みである。
もっと、夢のあることを書いて良いのでは無いのだろうか。
そして、ある子の書き込みを見てほっとした。
財閥になっているだろう。
来年は、どうなるのか、神のみぞ知るものか解らない。
明るい、夢のある歳になってもらいたいものだ。
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